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暖機運転は適切に

01 エンジンをかけたらすぐ出発しましょう。

現在販売されているガソリン乗用車においては暖機不要です。寒冷地など特別な状況を除き、走りながら暖めるウォームアップ走行で充分です。 暖機することにより走行時の燃費は改善しますが、5分間暖機すると160cc程度の燃料(cc/km)を浪費しますので、全体の燃料消費量は増加します。

02 実際に測定して計算してみました。

シャシーダイナモメータという設備のある実験室でデータ測定し、その測定データを基に計算した結果が下のグラフです。

(財)省エネルギーセンター調べ


このグラフからは、暖機をすると走り出してからの燃料消費(cc/km)は少なくて済むのは確かですが、たとえどれだけ暖機して走り出し後の燃費を良くしても、暖機のために使ってしまった燃料分を取り返すことができないことがわかります。

03 真冬は人間のウォームアップ!

(02)の実験は、外気が25℃という条件で計算されていますが、これはこういう実験の方法とされているためで、外気が0℃といった真冬であっても、暖機と燃料消費量の関係は変わりません。
ただし、真冬は手足がかじかんだりしますので、「ハンドルが冷たくて持てない」など、人間があたたまって安全に運転できるようにするための準備は、必要に応じて行いましょう!
こちらのページもご覧ください。

※出典:財団法人省エネルギーセンター「エコドライブ10のすすめ」